小金井哲学カフェ(武蔵小金井)(2015年12月12日(土))
過去の参加レポです。
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はじめて武蔵小金井に降りましたが、新しいショッピングモールの裏手に、いい感じのビルがあり、その2階のいい感じのカフェが会場でした。
と、さくっと着いたように書いてしまいましたが、カフェの場所がわからず、いい感じのビルの中や外を2周くらいしてしまいました。おかげでビルを堪能できましたが・・・
ビル内部で上に上がるのではなく、いったん外から店に入ってから2階に上がれるとは思わなかった!どんな造りなんだろ、このビルは・・・とビルの方に興味しんしん。
いつもは10名くらい集まり、多いと20名くらいのときもあるとのことでしたが、この日は少なく、6名くらいでした。
この日は、小金井で他に2つも哲学カフェがあったので、人が分散したのかもしれませんね。
テーマは、「哲学は何かの役に立つのか」で、最近の人文系不要論の話を受けた流れになりました。
私の受け止めとしては、この話での一番の大きなポイントは、何を哲学とするか、というところにあったように思います。
役に立たないからこそいい形而上学こそが哲学なのか、哲学カフェや学校で最近行われ始めている哲学対話は哲学なのか、といったように。
これらは、私自身が、こんなサイトまで作るほど興味を持っている、まさしく、どストライクな論点なので、皆さんの発言がとても興味深かったです。
しかし、一方で、正直、なんだか、いつも自分自身で考えていることと同じだなあ、と思う瞬間もあり、新しさをあまり感じなかったという不満点も残りました。
いつも考えていることと少しずれるから楽しい、テーマ設定にあたっては、そんなことも考えなければいけないのかな、と思いました。
(けど、これは、自分自身にとっての問題で、この哲学カフェ自体はとても楽しかったですよ。)
参加者の方が、子どもに哲学対話を教える場面と絡めて、「自主的に対話しろ、と教育するのは、自主性を育てているのだろうか。」というような疑問を出していたのを思い出しながら帰りました。
未だに答えは出ていませんが、こういう余韻がいいですよね。